【ヨーロッパ周遊を終えて】本当の平等を見た
海外旅行に行って、本当に良かった。
帰国してから、否、帰国する前から何度も思っている。
ドイツからパリに移動する飛行機に乗る前、日本語を勉強中だというオーストリア女性に話しかけられたとき、「2日間でパリ観光」に大変驚かれた。バカンスが長く、一か所で2週間はゆっくりする彼らからしたら確かにそれは驚くべきことだと思う。
空港で長時間待たせられた時も、他の旅行客はみな不満な顔一つなく、余裕な顔で待っていた。(ように見えた)
海外の航空会社の飛行機には、CAの半分くらいは男性で、スマートに食事を配ってくれた。トイレに行った際には、CAと客がとても仲良く話をしていた。
フランスのトイレは、掃除中は入れなくなることがあるけれど、そんなときは気にせず空いている方に入ると聞いた。
どの場面でも、みんながみんな平等だった。あまりに当たり前で、本当に心地よかった。
私は日本で生きてきて、不可思議に思うことが多々あった。
休みが取りづらいし、いざもぎ取っても充実していたという話をするのに勇気がいる。結婚式で挨拶や謝辞をする人のほとんどが男性だ。子供が迷惑をかけたときには親が謝る、そのせいか子供を持つ親は常に腰が低い気がする。
こういう一つ一つは私が生まれる前から培われたもので、きっと皆が本当に生きやすい世の中になるには時間がかかる。海外に行って、こんなにも日本が島国だと思い知らされた。井の中の蛙、なんて思いたくなかった。
ただ、当たり前、は本当に気持ちよかった!!
私という個人が全肯定されているのを肌で感じた。
この心地よさを感じるために、絶対にまた海外に行くと決意した。
【ヨーロッパ周遊を終えて】本当の働き方改革は休暇改革
空港にてあ~んまりな待ちの時間、(荷物預けのみでなんと2時間!)アシスタント添乗員の方から聞いた。
「日本の人って働きすぎよ~」
どうやらヨーロッパの「バカンス制度」、
・年間5週間
・の有給
らしくて、2週間程度の大旅行が普通らしい。
新婚旅行で9日間のお休みを「人生最初で最後!」の気持ちでもぎ取ってきた夫やその仲間たちにとって、未来的にすら感じる言葉。
有給だとは知らなかった・・・。
調べてみると、どんなに仕事で頑張っても自身が豊かになるためには「お休み」が最重要と気づいた人々が発足したらしい。
頷くしかなかった。
「仕事にやりがいがない」という友人の顔を思い出したし、今も頑張って仕事をして体を壊しつつある勤労者を思ってどうしようもなく悲しくなった。
そもそも私たちはお休みがあっても「頑張って」満喫しようとするだろう。
私も以前は特にそうで、朝から家事に精を出し、観たかった映画や本をノルマのようにこなし、もはや仕事だった。のんびりの仕方は、意外にも純日本人の夫から学んだ。
何もすることがない程お休みがあれば、やっと自分と会話できる。
街行くレストランでは、テラス席で楽しそうにお酒を飲んでいる人々が目立った。
出来れば内容を耳に入れたかった。飲まれて愚痴を言っている顔でないことはわかった。
【ヨーロッパ周遊を終えて】みんな違ってみんな良いの実体験
街を歩くとき、無意識にしていたことがある。
目線。前から人が歩いてきたとき、相手のどこを見ていいのかわからない。
目を合わせても気まずいから下を向く、か懸命になんとなくを装って目を反らす。
これがなんとも情けない。でも、そう思ったのは帰ってきてから。
いつの間にかこの習慣は私の肌に染み付いて取れなくなっていた。そのことに、海外で初めて気づいた。
ヨーロッパの人々は、朗らかだった。みんな自由だった。
一人一人肌の色も、顔立ちも、体型も、洋服も、違うのが当たり前。
私は、固定概念に縛られていたことに気づいた。周りの目、どう思われているかが怖くて、この足の太さでは短パンは極力履けないと思い込んでいた。
でも、それは悲しい考え方だ。
日本は島国で、だから違う人があまりに少ない、少数派がどうしても目立ってしまい弱い立場のように思える。
でも、自分のお金で自分を着飾る。好きだと思うものだけ身に付ける。
物事は本当はこんなにシンプルで、誰に何を思われても、自分がありたいようにあって、それがすべてに決まっている!!
私は、もっと自分に合う素敵な服や靴を手に入れたいと思った。
高校生の頃、夏服へと衣替えする際に、みんなは周りを気にしてギリギリまで待つところを、私は移行期間初日に着替えるのを厭わなかった。あれを、これからも繰り返していけばいい。
マスクを取る、すっぴんで歩く、すべて自分で決めたら良いのだ。
(ちなみに国を出たら、9割9分マスクをしていませんでした。日本に来た海外の人の衝撃を想像したら笑えてきた!)
ご挨拶【決意の一日目】
一昨日、新婚旅行から帰ってきた。
ヨーロッパ9日間。どの経験も詳細に残しておきたくて、帰りの飛行機の中で、絶対に日記を書くぞ、それもパソコンで、と決意。
それぐらい、今回の経験がどこを切り取っても素晴らしすぎて、昨日から根本から私は作り替えられた気持ちになっている!
驚いたことに今朝も4時に起きて、洗濯とお風呂の床掃除(洗剤を床全体に巻いてブラシで擦りまくる本気度MAXの作業)、そして新聞購読に勤しんだ。
でもさっきまで2時間強も寝てたから、ただの時差ぼけかも。
でも起きるときに「なんとなくダルイ」が無かったから、これまでと違うのは確か。
生まれ変わった気持ちで残します。
みたろう、は夫からの愛称です。
よろしくお願いします。